不動産の仲介手数料が無料になるなんて「そんなうまい話があるの？」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
実際、クラシエステート株式会社をご利用いただいたお客様も「最初は怪しいと思った」とおっしゃる方がほとんどです。
しかし実際には「利用しても問題のない仲介手数料無料サービス」と「利用したら危険な仲介手数料無料サービス」があります。
そこでこの記事では、どんな無料サービスなら利用すべきで、どんな無料サービスは避けたほうがいいかを切り分けていきます。
安全に100万円前後の仲介手数料を節約するコツ、すべてお見せしますよ！
この記事は宅建士資格を保有するアップライト合同会社の立石秀彦が制作しました。
いい仲介手数料無料と悪い仲介手数料無料
仲介手数料無料の種類
| 不動産を売るとき | デメリットあり。やめたほうが無難 |
| 不動産を買うとき | いい場合と少し注意したい場合あり |
| 不動産を借りるとき | 通常問題なし |
不動産の仲介手数料無料には、いくつかのパターンがあり、それぞれの「からくり」を理解して利用する必要があります。結論だけをざっくりとまとめると上の表のようになります。
危険度が高いのは、不動産を「売るとき」の仲介手数料無料です。詳しくはこの記事の後半でしっかりと解説しますが、仲介手数料を無料にすることでビジネスモデルに歪みが生じるため、どうしても法令違反につながってしまいます。
一方、不動産を「買うとき」の仲介手数料無料に関しては全く問題ないケースや、むしろ合理的なケースもあります。これについても詳しくはこの記事の後半で解説しますが、こちらは利用を検討してもよいでしょう。
賃貸の場合の仲介手数料無料も、利用しても問題ありません。
ここからは、さらに詳しく状況を切り分けながら、各取引形態に応じた不動産仲介手数料無料のメリット・デメリットを判定していきましょう。
なぜ無料にできるの？カラクリ徹底解説
不動産会社が仲介手数料無料にできるのは、裏側に必ず不動産の仲介手数料を無料にする「からくり」があるからです。何の仕組みもなく不動産の仲介手数料を無料にしていたら、その会社は倒産してしまうはずです。実際には何らかの形で利益を得ており、ちゃんとからくりがあるという事なのです。
ここでは、不動産会社が仲介手数料無料を実現している仕組みを解説し、いい仲介手数料無料と悪い仲介手数料無料を切り分けていきます。
新築物件の手数料無料は２パターンあり
新築物件の購入時は通常仲介手数料無料で様々なサポートを行ってもらい、商談を進めることができます。その理由は主に2つあります。
- 自社が売主なので、そもそも仲介手数料が不要な場合
- 仲介会社が入っているが、売主からだけ仲介手数料をもらうという規定なので、仲介手数料が不要な場合
①の自社売主の場合も、仕組み的には全く問題がなく、利用しても特に不利になる事はないでしょう。
ただ自社の物件を紹介する場合、営業担当は、他社のおすすめ物件を紹介することができません。どうしても目の前の物件のみをお客さんに紹介し、販売活動を行う必要があります。そのため、幅広く様々な物件を紹介してもらうことは不可能です。
その点②の仲介会社が入っているケースでは、仲介手数料は無料であり、なおかつ様々な新築物件を幅広く検討し、その中から自分に合った物件を提案してもらうことができます
新築の建売物件にもある程度の品質のブレがあり、良し悪しもありますので、そういった注意点や自分にぴったりの住宅ローンの組み方、あるいは予算決めの方法などを相談し、物件を決めていけるというメリットもあります。
新築建売物件の品質のブレ、そして選び方については以下の記事を参照してください。
クラシエステート株式会社では、「より品質のよい新築物件選び」「自分にぴったりの物件選び」のお手伝いを行っています。お気軽にご利用ください。
お問い合わせフォーム｜クラシエステート株式会社
ぶっちゃけてしまうと、今の状況は「どんな仲介会社が建売新築物件を仲介しても、仲介手数料は無料」が常識となりつつあります。そこで、ユーザーサイドに立つと「その中から、無料でも手を抜かず、建物診断や住宅ローンサポートをしっかり行ってくれる」会社を選ぶことが大切になってきています。
不動産「売却」時の手数料無料は「危険」なパターン
2025年1月22日沖縄県でローカルのテレビCMなどを打ち「売却の仲介手数料無料」をうたっていた業者が行政処分を受けました。詳しくは国土交通省、ネガティブ情報等検索サイトの以下の記述を参照してください。
違反行為の概要｜ネガティブ情報等公開サイト
不動産売却時の仲介手数料を無料にしますというパターンには、危険なデメリットがあります。
最大の問題点は上記の沖縄県庁による処分内容にある通り、物件を指定流通機構（レインズ）に登録できないことが前提、つまり宅地建物取引業法に違反することを前提としている点です。
不動産業者は売却の仲介依頼を受けた場合、広く全国の不動産業者にその情報を開示し、透明性のある不動産流通を行うことが義務付けられています。
しかし、売主の仲介手数料を無料にすると、必ず買主から仲介手数料をもらう必要があります。そのためレインズに登録できず、コソコソと買手を探さないといけないのです。
つまり不動産売却時の仲介手数料無料をうたう業者は法律に違反することを前提として業務を行っているということになります。
これはかなり危険なことで、「かならず囲い込まれる」という危険な状態になるのです。
不動産売却時の仲介手数料無料は、ぜひとも避けるようにしてください。
賃貸物件を借りるときの手数料無料は納得の理由あり
賃貸物件の仲介手数料無料物件というのも比較的よく見かけます。
これには納得の理由があり、そのうえで仲介手数料が無料になっています。特に危険性はなく、物件さえよければ利用しても構いません。
仲介手数料が無料になっている理由の多くは「なかなか入居者が決まらないので仲介手数料無料にして幅広く入居者を募りたい」ということにあります。
入居者の仲介手数料を無料にするかわりに、大家さんがその分を負担しています。また大家さんが仲介手数料に加えて、ADと呼ばれる広告料を負担し、不動産仲介業者にインセンティブを支払っている場合もあります。
いずれにせよ、大家さんや仲介業者の営業努力にすぎず、入居者側にデメリットはありません。
もし自分の条件にぴったり合っていて本当に「ここに住んでもいいな」と思えるのであればおトクな物件といえます。
無料と見せかけてソン？「隠れコスト」の存在
たとえ仲介手数料が無料でも、その仲介手数料以上にソンをしてしまうようでは全く意味がありません。
また無料と見せかけてどこかでお金を取られるということであれば、仲介手数料無料のメリットがなくなってしまいます。
ここでは、仲介手数料無料に潜む「こんなポイントがソン」という注意点を解説していきます。
「囲い込み」の弊害と価格下落リスク
不動産売却の仲介依頼を受けた不動産業者は指定流通機構(レインズ)と呼ばれる巨大なデータベースに情報を登録する義務を負います。
レインズは全国の不動産業者が閲覧することができ、全国の不動産会社に幅広く情報を共有するための公的なネットワークシステムです。
ところが一部悪質な業者の中には、法律で定められたレインズへの登録を行わず、不動産の売出し情報を他社に知らせないという者があります。これは買主からの仲介手数料も自社で独占し、収益を最大化したいという狙いがあるからです。
本来であれば売却の仲介依頼を受けた不動産業者は、日本中の不動産業者と協力して、幅広く顧客を買主を募る必要があります（共同仲介）。
それに反して、自社だけで物件を独占してしまう「囲い込み」と呼ばれる手口で、売主の都合より自社の利益を優先する行為には注意が必要なのです。
この記事で解説した「売主の仲介手数料無料」をうたう不動産会社の場合、売主からの仲介手数料がそもそもありませんから、買主から必ず仲介手数料をもらう必要が出てきます。
つまり、必ず囲い込まなければいけないということです。ぜひ避けてください。
レインズと囲い込み効果について、詳しくは以下の記事で解説しています。
誰の立場に立って仲介しているか？
不動産の仲介業者に仕事を依頼する場合、ぜひ押さえておきたいのは、その業者が一体誰のために仕事をしているのか、誰の立場に立って仲介しているのかということ。
たとえばすぐ上の章で述べたように「売主の仲介手数料無料」をうたう業者の場合、必然的に買主の立場に立って不動産仲介を行うことになります。なぜなら、お金を出すのは買主だけであり売主はただの商材に過ぎないからです。
物件を購入する場合の仲介手数料無料にも2つのパターンがあります。
新築物件や中古のリフォーム済み物件等の売主営業マンはどうしても自社の立場で営業する必要があります。これはその人が良い人か悪い人かという話ではなく、仕事として「目の前にある自社の物件を売らなければならない」という制約を背負っているからです。
一方、新築物件等の仲介業務を行いつつ、仲介手数料無料で業務を行っている業者の場合はそういった制約がありません。
例えばクラシエステート株式会社では顧客のニーズをじっくりとヒアリングし「まず聞く」というところからスタートします。次にヒアリングした内容から、お客様の希望条件にぴったり合う物件を選び、その中でベストな物件を決めていくという手順で仕事を進めます。
このビジネスモデルなら、仲介手数料無料でありながら顧客の立場に立ち、また顧客の不動産選びをプロの目線でサポートできる、社会的にも意味がある仕事だと感じています。
お問い合わせフォーム｜クラシエステート株式会社
八王子を中心とした東京都の多摩地区で不動産をお探しの場合は、上記のリンクからぜひお問い合わせください。ひとまず質問だけしたいという場合は、公式LINE登録をすればニックネームで気軽にご質問をいただくこともできます。
隠れコストを見抜き信頼できる不動産会社を選ぶ
賃貸・売買いずれの場合も、仲介手数料無料を実現するために「手数料以外でお金を取ることでカバー」しているケースには注意が必要です。
以下のような隠れコストについてはしっかり確認してください。
賃貸の場合隠れコストとして「室内消毒費」「鍵交換費用」「クリーニング代」「書類作成費」「事務手数料」「24時間サポートサービス料」など、本来は任意であるはずのサービスが必須項目として計上されている場合があります。
こういった点がないかは、よくよくチェックしてください。
売買の場合、ローン斡旋手数料やローン代行料を請求してくる業者もあります。
国土交通省の見解によれば、住宅ローンの斡旋は宅建業法で定められた仲介業務の一環と見なされます。つまり、法定の仲介手数料とは別にこの名目で報酬を受領することは、上限を超える報酬の受領を禁じた宅建業法第46条に違反する可能性が極めて高いため、違法に近いグレーな行為。
こういった費用を請求する業者も信用できません。
そこで、仲介手数料無料の業者を利用する場合、隠れコストにも注意して、失敗のない業者選びを心掛けてください。
信頼できるのは大手？地元密着型？
誰もが知っている超大手の不動産会社の場合、コンプライアンス体制もしっかりしていますし、社内での情報共有や最新の法令を学ぶ研修制度なども整備されており、総合的に信頼性が高いというメリットがあります。
ただ大手不動産会社の営業マンは、以下のようなハンディも背負っています。
- 販売ノルマがきつく常に忙しく仕事をしている
- 人事異動があり、商談進行中に担当者が変わってしまうケースもある
その点、地元で専門的な業務を行っている不動産会社であれば、大手の営業担当さんのようにきついノルマはなく、じっくりとお話を聞くことができます。
また人事異動でいなくなってしまうということも少ないので、もし気に入った担当さんが見つかれば、最後までその人と相談しながら物件選びを進めていくということが可能です。
そのように大手の不動産会社を選ぶか、地元不動産会社を選ぶかというのは、それぞれメリットデメリットがあります。
こういった点を踏まえて、自分にぴったりな会社を選ぶようにしてください。
お問い合わせフォーム｜クラシエステート株式会社
クラシエエステート株式会社では、東京都の多摩地区に特化し、新築一戸建て物件の仲介を手数料無料で承ります。
業務内容としては物件選びのお手伝いが最も重要なポイントで、専門的な立場から「どの物件がベストか」をアドバイスしつつ、最適な物件の絞り込みをお手伝いしています。
実例＆体験談：当社のお客様の声
新築一戸建てを購入されたK様にお話を伺いました。K様が「家がほしい」と考え始めたのは、お子様が生まれたタイミングだったそうです。
「たまたま最寄りの郵便局でクラシエステートさんのポスターを見て、ネットで調べたのがきっかけです。正直、最初は仲介手数料無料って怪しいなと思いました（笑）」とK様。しかし、実際に相談してみるとその印象は大きく変わったそうです。
「不動産会社に対してもともと不信感があったんですが、担当の溝口さんと話していくうちに“この人なら大丈夫だ”と。ホームページにも“無料”の仕組みが分かりやすく説明されていて、諸費用も事前に内訳まで丁寧に教えてくれました。なにより話しやすかったです」
そして、購入を決めた最大の理由は「立地」と「価格」。
「二件目で今の家を提案してもらい、ほぼ即決でした。建物が未完成で多少の不安もありましたが、事前説明や工事の進捗もきちんと連絡があって、安心できました。むしろ、家が出来ていく過程を見られて楽しかったです」とご主人様。
実際に住み始めてみて、「思っていたのと違うな」と感じる点はほとんどなく、大満足とのこと。
「引き渡し前の立ち合いで気になる点もすべて対応してもらえました。駐車場も3台分、玄関スペースも広くて理想通りです」
住宅ローンに関しても、「最初は大きな借金という不安がありました。でも実際に支払いが始まってみると以前の家賃と大きく変わらず、駐車場代も含めるとむしろお得。持ち家は資産にもなるし、老後の安心感もあって本当に良かったと思っています」と語ってくださいました。
また、ネット上でハウスメーカーの口コミも話題になりますが、K様は「どこがいいとか悪いとかは気にしていません。実際に施工するのは下請けの職人さんですし、私は建築関係の仕事なので現場目線でも特に不満はありませんでした」とのこと。
最後に、クラシエステート担当・溝口への印象をお聞きすると「とことん良くしてくれたと感謝しています」と笑顔で答えてくださいました。
まとめ「リスクを避けて仲介手数料無料を活用」
仲介手数料無料のカラクリを正しく知ることで、無駄な出費を抑えつつ安心してマイホーム購入を進めることができます。
はじめて住宅を購入する方にとって、仲介手数料が無料になると聞くと「本当に大丈夫？」「後かソンソンしない？」という不安がつきまといます。せっかくの新生活をスタートするのに、見えないリスクで後悔したくないのは当然です。
確かに、仲介手数料無料サービスには“安全に使えるパターン”と“避けたいパターン”が存在します。
不動産売却時の仲介手数料無料は法令違反や囲い込みリスクが高いため要注意。「売主手数料無料」をウリにしている会社の中には、行政処分を受けたところもあります。
一方、新築一戸建てを購入する場合、「手数料無料」の仕組みや理由は明確です。手数料売主負担というルールも定着してきており、購入ユーザーは、無料でも安心して利用できます。
たとえば、実際にクラシエステート株式会社をご利用いただいたお客様からは「最初は怪しいと思ったけど、説明や対応が丁寧で安心できた」「総額で約90万円も得した」といった声が多く寄せられています。
仲介手数料無料でも、クラシエステートの仲介業務に手抜きはありません。まずは無料相談フォームからお気軽にご相談ください。
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まずはニックネームで「相談だけ」でもかまいません。仲介手数料無料ですが、あなたの住まい探しを全力でサポートします。